メインイメージ

◆美味には理由あり

美味とは直感的・感覚的なもののように思われがちですが、実は明確な根拠とプロセスによって、科学的・理論的に作られるものです。
ふぐ料理専門店「栄ふく」ではお客様へ最高の”美味”をご提供できるように、やれるべきことすべてに全力を尽くしこだわりを持って“美味”を演出しています。

◆こだわり

素材・産地へのこだわり

天然物は、伝統のふぐ漁基地、周南市粭島で直接漁師さんから仕入れております。
(昨今、天然の漁獲量の減少などで当店も通常での天然トラフグを使用する事が困難となりました)
養殖物は店主が業者さんから、その時にいいふぐを県内外から仕入れております。
(時期、仕入れの状況に伴い、通常コースにも天然物を使用する事もございます)

加工技術へのこだわり

免許をもつふぐ処理師が調理します。

熟成技術へのこだわり

氷温熟成で美味成分を引き出します。

おもてなしへのこだわり

お客様のご来店時間を勘案して調理することで最高の美味時間帯にご提供します。

空間へのこだわり

個室でゆっくりくつろいでいただきます。
(お座敷とテーブル席もご用意しております)

◆ふぐ延縄漁法発祥の地

高級料理として知られているふぐ料理ですが、それはトラフグを使う場合をいいます。現在、水揚げされている天然トラフグのほとんどが「ふぐ延縄漁法」と呼ばれる漁法によるものです。
この「ふぐ延縄漁法」は明治時代、徳山市粭島(すくもじま)の漁師たちが、工夫と改良を重ねた結果生み出されました。
その後、粭島から山口県萩市、やがて九州・四国一帯へ広まりました。近年は秋田県や宮城県などでもふぐ延縄は操業されています。
周囲わずか4㎞ほどの小さな島で誕生したふぐ延縄漁法は、今もこの地の漁師に引き継がれ、その伝統と誇りを守っています。
平成2年、徳山市ではふぐ延縄漁法発祥の地のモニュメント記念碑とともに、粭島に建立いたしました。

◆ふぐについて

ふぐの種類

世界には約500種類のふぐの仲間が分布し、日本近海にも約100 種類生息分布しています。

ふぐの免許

ふぐ条例を制定している都道府県にあっては、その免許によってふぐの加工、販売、流通を取り締まっています。

ふぐの歴史

貝塚からの多数のふぐ骨の出土によって、縄文時代からふぐは食されていたと思われます。

ふぐの異名

関西ではテッポウと呼ばれています。ふぐ鍋をテッチリ、ふぐの刺身をテッサと親しみを込めて呼んでいます。

ふぐの加工品

ふぐは高級ふぐ料理としてだけではなく、安価なサバフグなどを使った加工品も多く作られています。 ふぐ干物、ふぐかまぼこ、ふぐ薫製、ふぐ茶漬け、ふぐふりかけなどがあります。

ふぐ中毒

ふぐには毒があります。主に肝臓(キモ)や卵巣(マコ)などに分布しておいます。こうした毒を有する部分は販売流通禁止となっています。 それでもまれに誤って食べて中毒になることがあります。死に至ることもありますので有毒部位には気をつけていなければなりません。

ふぐの養殖

最近はトラフグの養殖が盛んに行われて、その生産量には既に天然トラフグの水揚げ量を上回っております。

ふぐの民芸品

ふぐはふくらんだりする姿態からユニークな民芸品としても存在感を発揮しております。 有名なのはふぐ提灯・ふぐ凧・ふぐ人形・ふぐ土鈴・ふぐ笛など作られています。

ふぐの漢字

ふぐは漢字で”河豚”と表します。この字は中国から入ってきて日本で定着しました。ただし日本では河にふぐは生息していません。 しかし海豚はすでにイルカの表記として使われているのです。